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【古楽院2014】講座の受付状況
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フォンス・フローリス古楽院 2014年度の各講座も、いよいよ開講日が近づいてまいりました。
定員に近づいているパートも多いので、ご検討はどうぞお早めに!

お問い合わせ(東京講座):窪田 m-kubota@fonsfloris.com
古楽院ウェブサイト:http://www.fonsfloris.com/k/

講師別にご案内します。




花井哲郎担当講座

ルネサンス音楽と計量記譜法入門(Ra)講師:花井 哲郎
受講料:10,000円 土曜日 14時~17時
3/29、4/5
あと3〜4名
ルネサンスのオリジナルの写本はすべて計量記譜法によって記されています。その解読はルネサンス音楽の理解に欠かせません。この2日間では、全くの初心者のために、その基本の基本から解説して、簡単なポリフォニーの楽曲を歌えるところまでを扱います。合唱の心得がある方なら、どなたでも参加できます。

グレゴリオ聖歌1  聖務日課の聖歌(Go)講師:花井 哲郎
受講料:35,000円 金曜日 19時30分~21時30分
4/11、5/9、6/13、7/11、9/12、10/10、11/7、12/12、1/9、2/6
年10回(うち1回は教会で奉唱)と発表会
あと数名
グレゴリオ聖歌のレパートリーは大きく分けると、ミサの聖歌と聖務日課の聖歌があります。この講座では主に、教会の日々の祈りである聖務日課のひとつ「晩課」を学びます。季節に応じたアンティフォナ、詩編、イムヌス(賛歌)、マニフィカトなどを、実際の典礼の形式で歌います。またそれぞれの祝日に属するレスポンソリウムと呼ばれる聖歌も加えて、古ネウマに基づいて解釈、演奏法を探ります。年間で3つの祝日の晩課を取り上げ、それぞれを通して、一度は教会をお借りして実際の典礼の形で演奏する予定です。

グレゴリオ聖歌2  ミサの聖歌(Gm)講師:花井 哲郎
受講料:35,000円 土曜日 13時~15時
4/26、5/17、6/14、7/12、9/20、10/11、11/8、1/10、1/31
年9回と発表会
あと3〜4名
この講座では年間の様々な祝日のミサ固有唱を学びます。教会旋法と旋律の関係を探り、西欧最古の記譜である10世紀の古ネウマを解読し、歌詞の意味と典礼の関係を考えながら、実践的に歌っていきます。各祝日の入祭唱に始まり、すべての固有唱をセットで取り組んでいきます。グレゴリオ聖歌と古ネウマの基本を学んだことがある方が対象です。
楽譜は聖歌集Graduale triplex(約5,000円)を使います(購入ご希望の方はお知らせください)。

中世音楽 マショーのノートルダム・ミサ(M)講師:花井 哲郎
受講料:35,000円 土曜日 10時~12時15分
4/19、6/14、7/12、9/13、11/22、12/20、1/24、2/7
年8回と発表会
各パート1名ずつ
黒色計量記譜法による原典を用いて、音楽史上最古の現存する一人の作曲家による通作ミサ曲、マショーのノートルダム・ミサの全曲演奏を目指します。作品の根底にあるイソ・リズムと呼ばれる作曲技法の秘密や、中世の音律によってのみ効果的に再現できる和声法なども学んでいきます。昨年度サンクトゥスとアニュス・デイを学びました。本年度はその継続ですが、白色計量記譜法を習得されている方は新規でも受講できます。

ルネサンス音楽1 デュファイと即興和声の楽しみ(Rd)講師:花井 哲郎
受講料:35,000円 土曜日 15時30分~17時45分
4/26、5/17、7/12、9/20、10/11、11/8、1/10、1/31
年8回と発表会
アルト、テナー1〜2名ずつ
ルネサンス最初の巨匠ギヨーム・デュファイが、聖務日課のために作曲したイムヌス(賛歌)、マニフィカトなどを歌います。そしてその根底にある即興演奏の技法の一つ「フォーブルドン」を実践して、作品理解に努めます。グレゴリオ聖歌を基にして生まれてきた近代西欧音楽の、その原点を体験しつつ、デュファイの作品の美しさを堪能できる講座です。白色計量記譜の初歩から指導します。主にソプラノ、アルト、テノール音域の作品を歌いますが、バスの声域の方は、ファルセットでの歌唱にチャレンジすることができます。

ルネサンス音楽2 ジョスカンの神秘的なモテット(Rj)講師:花井 哲郎
受講料:35,000円 土曜日 13時~15時15分
5/10、6/28、7/19、10/4、11/15、12/13、1/17、2/7
年8回と発表会
テナー、バス1〜2名ずつ
ルネサンス最大の巨匠の一人、ジョスカン・デ・プレが5曲セットで作曲した「主の割礼の祝日」のためのモテット・サイクル「ああ、不思議な交わり」O admirabile commercium を歌います。白色計量記譜法の入門を志す方、ルネサンス時代のフランス・フランドル的歌唱法、アンサンブルの醍醐味を味わいたい方、グレゴリオ聖歌が天才の手によってどのようにポリフォニー作品として作り上げられていくか知りたい方、などにうってつけの講座です。白色計量記譜の初歩から指導します。

ルネサンス音楽3 フランドル楽派の楽しいクリスマス・モテット(Rr)講師:花井 哲郎
受講料:35,000円 土曜日 15時45分~18時
5/10、6/28、7/19、10/4、11/15、12/13、1/17、2/7
年8回と発表会
アルト、テナー、バス2〜3名ずつ
15世紀に活躍したヨハンネス・レジスはデュファイとジョスカンのちょうど中間に位置する重要な作曲家です。そのレジスが、当時広く知られていたクリスマス・キャロルや聖歌を盛り込んで作り上げた大作がモテット「ああ、不思議な交わり」O admirabile commercium です。複雑なリズムを計量記譜という装置を駆使して一大絵巻物として展開した壮麗な作品です。この3部からなる名作に1年間かけて、じっくり取り組みます。白色計量記譜の初歩から指導しますが、すでに記譜法に親しんでいる方には、楽しくステップ・アップをするのにふさわしい音楽です。


安邨尚美担当講座
コンドゥクトゥスを歌う(C)講師:安邨尚美
受講料:35,000円 土曜日 18時15分~21時
4/12、5/31、7/5、7/26、9/27、10/25、11/29、12/20、1/10、1/31 
年10回と発表会
余裕あり
12・13世紀パリで花開いたノートルダム楽派。その音楽を今に伝える写本には、オルガヌム、モテットそしてコンドゥクトゥスの、主に3つのジャンルの曲が書き残されています。コンドゥクトゥスは他の2つに比べると、あまり注目されませんが、既存の単旋律聖歌を基にせず、詩もメロディーも一から新しく作られている点、そして多声のコンドゥクトゥスにおいてはそれぞれの声部がほぼ同じリズムで動くという点において、当時の和声感を知る上でも非常に興味深いものです。この、1~4声で書かれたコンドゥクトゥスを歌うことを中心にしつつ、ノートルダム楽派の音楽が西洋音楽史の中でどのような役割であったかについての理解も深めていきます。

望月裕央担当講座
合唱のための発声講座(V)指導:望月 裕央
受講料受講料(前期5回/一人につき):個人 35,000円、2人 25,000円、3人 20,000円
【水】4/2、5/28、6/11、7/30、8/6
【木】4/24、5/15、6/5、7/24、8/7
【金】4/4、5/2、6/6、7/18、8/1
空きあり お問い合わせください
いわゆる声を開発する独唱のボイストレーニングではなく、アンサンブル、合唱の中での発声のあり方を考え、試みる時間です。発声は指導者の数だけ発声があるといっても過言ではありません。指導者が違えば要求される発声、正しい発声、価値観も違ってきます。この中で最大公約数的に妥当する発声を目指します。また聖歌隊など短い時間でのウォーミングアップが必要とされる場合の方法等、あくまでもレベルに合わせた「実践可能」なことだけを行います。対象は初心者から指導の立場にある方までです。2人から3人のグループ受講が基本ですが、個人レッスンも受け付けます。1回40分、半期5回、通年で10回のレッスンです。
★最長で4期連続までとることができます。


なお、講義についてはいずれも定員まで余裕があります。
また改めてご案内いたします!

by fons_floris | 2014-03-18 23:00 | 古楽院
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