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【コントラポント】『ルイ14世のミサ』直前情報
聴き所
ド・ラランド、と聞いてぴんと来る人は、バロック音楽の愛好家でも少数派かもしれません。でも、17世紀にはヴェルサイユの宗教音楽を一手に担っていた巨匠で、ルイ14世お気に入りの作曲家でした。知られざる名曲が数多くありますが、ついにコントラポントによって、その代表作が一挙に演奏されます。詩編の祈りを、フランス・バロック特有の表現で、華麗で優美、しかし時に劇的な音楽に作っています。初期の意欲的な作品から、不協和音を積み重ねて深い苦悩を表す死者のための音楽、また国王の晩餐のための高度に洗練された器楽作品まで、その多彩な世界を、東京カテドラルの豊かな残響の中で満喫できるプログラムです。
カンタータのような独唱アリアも、また独唱と合唱のスリリングな掛け合いもあり、その豊潤な音響世界はまさにヴェルサイユの宮廷ならではと言えるでしょう。
ヴィオラが二部から三部に分かれるフランス・バロックのオーケストラで、低音にはチェロやコントラバスではなく、ヴィオラ・ダ・ガンバと、チェロよりひとまわり大きなバス・ド・ヴィオロンが使われます。通奏低音にはオルガンとテオルボの他、ルイ14世お気に入りのギターも加わります。ヴァイオリン、フルート、オーボエ、ファゴットのそれぞれのヴィルトゥオーゾな、あるいは愁いに満ちた美しい独奏を聴くこともできます。

そして、このプログラムのために、今回のコントラポントは独唱4名、合唱17名、器楽17名という大きな編成をとります。特に合唱部は新進気鋭の若手声楽家たちが結集して今回新たに創設されました。その新鮮な響きにどうぞご期待ください。



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by fons_floris | 2010-08-28 00:00 | コントラポント