【カペラ】ジョスカンのミサ曲全曲演奏達成! 花井哲郎
ついにその日がやってきます。ヴォーカル・アンサンブル カペラは、ルネサンス音楽を代表する巨匠ジョスカン・デ・プレのミサ曲18曲全曲の演奏を、このレクチャー・コンサートで達成したことになります。





私の書斎には、家を新築した際に取り付けてもらった、コワイヤブックを収納するための特別な棚があります。そのうちの一角は上から下までで、ちょうどジョスカンのミサ曲すべてが収まる大きさになっています。演奏のたびに15、6世紀の写本のデータを取り寄せ、そのままでは使えないので裏写りなどの汚れを取り除き、写本では不完全な歌詞を書き込み、練習の課程でムジカ・フィクタを書き込み、誤りを修正した演奏用の大判楽譜が、ついにこの棚を埋めることになります。コンサートの翌週はまる一週間帯広で、最後のミサ曲録音セッションが待ち受けています。それを終了しますと、ジョスカンのミサ曲全曲録音も完了します。リリースも順次続く予定です。
そして、この一大プロジェクトに伴ってきた喜びも苦しみも、カペラの出す音の中にすべて蓄積されています。
最後にとっておいたミサ曲は、ルネサンス音楽愛好家なら誰でも知っている有名曲ではなく、またジョスカン最後の作品でもなく、おそらく聴いたことのある人はあまりいないであろうと思われるミサ《シネ・ノミネ》、その名も「無名」のミサです。これといったわかりやすい定旋律を使っているわけではないので、あまり知られてはいませんが、どうみてもこれはジョスカン円熟期の傑作です。最後にこの作品を演奏できることはとても大きな喜びです。
日本の音楽界にとっても記念すべき演奏会になると自負しています。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

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2013年11月6日(水)午後7時
近江楽堂(東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティ3F)
レクチャー・コンサート「ルネサンス・ミサの魅力6」
~ミサ曲全曲演奏達成記念
 ジョスカン・デ・プレのミサ《シネ・ノミネ》を聴く


お話:花井哲郎(音楽監督)

演奏:ヴォーカル・アンサンブル カペラ
 superius 花井尚美 安邨尚美 contratenor 青木洋也 望月裕央
 tenor 及川 豊 根岸一郎 bassus 櫻井元希 花井哲郎

チケット料金:
[前売]一般4,200円 ペア7,400円 学生2,500円
[当日]一般4,700円
(友の会会員は500円引き。フォンス・フローリスへ直接お申込みください)
 ※会場の都合により80席
 ※全自由席
 ※学生券は、学生証を提示のうえお求めください

問い合わせ:
 フォンス・フローリス 大塚 otsuka@fonsfloris.com


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by fons_floris | 2013-11-05 12:30 | カペラ
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