【カペラ】マエストロより直前メッセージ! ルネサンス・フルートとの競演!
来たる10月5日、いよいよヴォーカル・アンサンブル カペラの新しいシーズンが始まります。そしてその第1回は今までにない新しい企画として、ルネサンス・フルート四重奏団「ソフィオ・アルモニコ」と競演します!

典礼形式によるカペラの定期公演は、通常、声だけのアカペラで行ってきました。システィーナ礼拝堂など、当時最高峰の聖歌隊では楽器は使われていなかったので、それに倣っているわけです。しかし一般的には、15、16世紀のミサなど教会の典礼には、オルガンが加わることは普通のことでした。ただ、同じオルガンと言っても1500年前後の時代に使われていたルネサンス・オルガンは、バロック・オルガンなどと構造も響きもかなり違います。残念ながら、カペラの音楽に見合うような楽器は、少なくとも日本には存在していません。





そこで、フルート四重奏です!ミサの前奏や、朗読の合間、あるいは聖体拝領などの場面で、本格的なルネサンス・フルートを使ったアンサンブルに、オルガンの代わりとして演奏してもらいます。この時代、オルガニストは即興で演奏していたので、オルガンのための音楽はほとんど残されていません。そこで、器楽で演奏しても問題なく美しいジョスカンのシャンソンを吹いてもらうことにしました。カテドラルの壮麗な響きの空間に、声によるポリフォニー、単旋律のグレゴリオ聖歌、そしてフルート四重奏が交互に織りなして、またとない幻想的な典礼音楽の世界が作り上げられることと思います。
「ソフィオ・アルモニコ」は、日本を代表するトラヴェルソ(バロック・フルート)の名手たちが集まって結成された、とても水準の高いアンサンブルです。使われている楽器もまさに16世紀に使われていた楽器のコピーで、正真正銘ルネサンスの音を楽しめます!
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ソフィオ・アルモニコ、カペラ公演に向けて目下鋭意練習中!

そして、ミサ曲はジョスカンの若き日の野心作、ミサ《ラミ・ボーディション》です。おそらくは陽気な踊りの音楽として楽士達に奏でられていた、俗謡「ラミ・ボーディション」を定旋律としています。これ以上単純にはできないほど、素朴な旋律です。それがジョスカンの手にかかると、どうなるでしょう。まだ先輩デュファイらの影響を感じさせつつも、すでにその理知的な構成、優美な旋律線、そしてどこまでも透明でスピリチュアルな響きが、巨匠の息吹を感じさせます。

この、またとない演奏会にどうぞご期待ください!

(花井哲郎)

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2012年10月5日(金)午後7時開演
カテドラル関口教会 聖マリア大聖堂
問い合わせ:窪田 m-kubota@fonsfloris.com
(前日までのチケットお申し込みは、前売料金としてお取り扱いいたします。当日受付にてご精算ください)



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by fons_floris | 2012-09-28 20:04 | カペラ
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