【コントラポント】プリンチピ・ヴェネツィアーニ
花井哲郎から皆様へ、公演直前の熱いメッセージです!

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コントラポントの公演が近づいて、練習にも熱がこもっています。今回は笠原雅仁率いる古楽グループ「プリンチピ・ヴェネツィアーニ」を関西からお迎えして、イタリア初期バロックのプログラムということで、もう練習の時からその豪華な響きに私自身が楽しんでしまっています。コルネット3本に、サックバット4本、ドゥルツィアン、ヴァイオリン、オルガン、という楽器編成です。



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そもそもこのような本格的な編成で演奏会ができるということだけでも、一昔前とは隔世の感があります。そして皆さんなかなかの達人です。特にコルネットというと、演奏の難しい古楽器の代名詞みたいなもので、吹きこなせる人は世界的にもそれほど多くはないかと思いますが、それが3人も集まり、何の苦労もなく(のようにみえます・・)即興的なパッセージを鮮やかに決めてくれるので、これは素晴らしいです。
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(写真に3人写っていますが、3人とも楽器の向きが違うのが面白いですね。歌口を唇のどの部分に付けるかそれぞれ違うので、向きも違ってくるのだそうです。)

独唱はコントラポントのお馴染みの3人ですが、実は独唱声部はもっとたくさんあります。それを担当するのはコントラポント合唱隊のメンバーです。合唱といっても、全員独唱をこなせる実力者ばかりですから、曲によっていろいろな組み合わせで演奏できます。合唱隊は芸大の現役学生なども含むまだ若いグループですが、こういう音楽に本格的に取り組む若者が増えていることはうれしい限りです。

プログラム前半は去年が没後400年のビクトリアのミサ曲です。ビクトリアというとルネサンスの、アカペラの、ストイックな、でも何か燃えるところのある合唱曲、といったイメージかと思いますが、このミサ曲はまるで違います。なにしろ、曲の下敷きになっているのが、はちゃめちゃシャンソンの大家ジャヌカンの、それも「戦争だ!フランス頑張れ!敵を打ち砕け!」みたいな内容の曲なのです。もちろんビクトリアはそれをいとも高貴なるミサ曲に昇華してしまっていて、それは素晴らしいのですが、様式としてはもうほとんどバロック。
それを今回はさらに色彩豊かに、楽器を加え、セクションによっては独唱にしたり、私が編成をいろいろにアレンジしました。ビクトリアの様々な工夫が際立って聞こえてきますので、これは本当におもしろい!

今年没後400年のガブリエリの醍醐味はもちろん、複合唱です。特にマニフィカトは何と4重合唱、17声にもなります。4つのグループがすべて異なる声楽器楽編成で、これもなかなか絢爛豪華です。プログラム最後はモンテヴェルディのグロリア、うれしくて小躍りしたくなるような音楽、傑作中の傑作です。

せっかく関西から皆さんお呼びしたので、器楽だけの曲もありますし、独唱モテットやオルガン曲もあります。オルガンは初期イタリアのスタイルの楽器で、まさにこのレパートリーにぴったりの楽器です。

聴き応えのある、変化に富んだプログラムです。実は私自身が客席に座ってじっくりと聴きたいほどです・・・皆様のご来場心よりお待ち申し上げます。

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公演の詳細は、コントラポントのウェブサイトをご覧下さい。

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by fons_floris | 2012-02-15 23:55 | コントラポント
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